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清掃局第四課の職員・木森草花は、第四課でただ一人『普通の子』であると周囲に認識されており、事実、他の職員のような特殊能力を持っているわけではない。
しかし、彼女もまた霊都の闇の傍で生きるもの――
益荒男のエクエクを初めて見たとき……そして、仁奈に心を奪われたときから確実に木森草花の日常は変化を始めていたのだ。
以下に、木森草花の遭遇した『闇』の実例をあげる。
緋皮会の男たちとの遭遇
第四課と対立するヤクザ・緋皮会が、四課のオフィスに襲撃をかけるという事件が発生した。
このとき、オフィスにいたのは草花だけであった。何よりも女が好きという緋皮会の男たちにより、彼女は陵辱されることとなる。
「や、やめてください」
「はん。ノーパンマゾ女がなに言ってやがる。おまえみたいな女は今まで何人も見てきたからすぐわかるんだよ」
草花はいったんはあきらめ、抵抗することなく男たちの毒牙に身をゆだねようとしたものの、課長である真弓鏡子と、局長・堀田永年によって救われることとなる。
しかし、2人の助けが入らなければ、彼女は男たちに快楽を提供していたであろう。
口では嫌だと言いながらも。
『エクエクびと』との遭遇
確認されているところでは、草花はこれまでに2度、益荒男の『エクエクびと』を目の当たりにしている。
最初は第四課に配属されて半年目。オフィスにある『奥の間』で。
そして、2度目は――大火傷を負って半死半生の益荒男と性行為に及んでいるときに。
「草花、怖がることはないよ」
「いや、いやです、ニーナ様!」
「僕がいいって言ってるんだ。僕の言うことを聞けるね」
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
益荒男と草花の性行為によって生まれたエクエクびとは、暴走するように草花を襲い陵辱している。愛する男性・仁奈の前で異形のものに刺し貫かれ、草花は波状的な快楽の末、意識を失うに至っている。
以上のような、常人なら到底耐えられないであろう状況において、しかし草花はいまだに第四課の職員として勤務を続けている。
理由の大部分を占めるものが、自分のすべてを捧げても構わないほど魅了されている赤坂仁奈の存在であることは間違いない。だが、それだけでない『なにか』が彼女の心の奥底にはある。それがある限り、木森草花が第四課から離れることはないだろう。
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