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赤坂仁奈の異常たる日常
常人にない『特別』な力を持った者が多く集まる清掃局第四課。それは新入りとて例外ではない。
つまらない……これまでの自分の生活をそう評し、第四課に入った赤坂仁奈であるが、彼の日常も常人から見れば十分に『特別』であるといえる。
女性をとりこにしてやまない妖華・仁奈の日常を、実例をあげ報告する。
女優・井川華奈のケース
「お願いします。犬として生きてもいいわ。あなたのためなら。だから……」
プライドの高い女優であっても、仁奈の前では自分をいやしめることになんの抵抗も持たなくなる。
会って三日目に華奈は仁奈から一方的に捨てられるが、その際、六本木を全裸で麻縄をつけて歩くという痴態を公衆の面前で演じている。
この事件がきっかけで華奈は女優業から引退することとなったが、仁奈は心になんらの痛痒も感じていないようだ。
一方的に入れ込んできた女を捨てる……それが彼の『日常』なのである。
同僚・木森草花のケース
「ありがとうございます……ありがとうございます……草花は……ニーナ様の奴隷です。どうかこれからも草花をかわいがってください」
一目見たときから仁奈に惹かれていた木森草花であったが、肉体関係をもった翌日には、すでにためらいなく上記のような言葉を口にしている。
加えて、仁奈に頭を踏みつけられただけで感じるほど、心身ともに仁奈によって変えられてしまったようだ。
さらに、木森草花は仁奈の命令によって、忌避していた左右田益荒男とも肉体関係を結ぶに至っている。
上記の二例にとどまらず、仁奈によって狂わされた女性についての事例は枚挙に暇がない。仁奈の妖的とも言える魅力が、彼の生まれついての美貌のみにあるわけでないということは明らかであるが、その本当の理由についてはいまだ謎に包まれている。
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